OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2023.10.03

食味ランキングで最上級の「特A」を6回獲得 讃岐のブランド米「おいでまい」の収穫【香川】

秋が深まり、新米の時期が訪れています。2023年は9月までの暑さの品質への影響が心配されていますが、香川県のブランド米にとっては強みを生かすチャンスとなっています。

香川県綾川町の生産者、川染常男さんの田んぼでは、収穫用の機械が忙しく動き回り、稲を刈り取っています。川染さんが栽培する「おいでまい」は、県が独自に開発し2014年に品種登録したブランド米です。

冷めても粒の食感が強く、噛めば噛むほど甘みが広がり、「米の食味ランキング」で、最上級の「特A」を6回獲得しています。一方、2023年の稲作はコメが大きくなる9月に品質が落ちる平均気温25度を超える状態が続いたため、生産者を悩ませています。

しかし「おいでまい」は、改良によって高温に強く、むしろ雨が適度に降り、台風の影響も少なかったことから、例年並みの出来に仕上がりました。

(生産者 川染常男さん)
「おいでまい自体が高温に強い品種。実際食べてみたらきれいでプチプチした感じで、おすすめとして間違いないので、連続で特Aとれると思う」

「おいでまい」は綾川町を中心に約1200ヘクタールで栽培され、10月中旬から新米として出回ります。また2023年の食味ランキングは2024年の年明けに公表されます。