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2023.08.08

西日本豪雨を教訓に“命を守る”救助技術の向上へ 高梁川流域の消防本部による連携訓練【岡山・倉敷市】

大雨が懸念される中、西日本豪雨を教訓にした命を守る取り組みです。浸水時に逃げ遅れて住宅などに取り残された人を救助する技術の向上を目指した訓練が、8月8日、倉敷市で行われました。

建物の中や、屋根の上に取り残された人を迅速に救出します。倉敷市消防局など、高梁川流域の6つの消防本部から24人が参加した訓練は、浸水で被災した建物に人が取り残された想定で行われました。隊員たちは、建物に見立てた目標物に救助用ゴムボートで近づいたあと、屋根の上などで助けを求めている人を救出しました。

訓練は5年前の西日本豪雨を教訓に、水害への対応能力の向上や各消防機関の連携強化を目的に行われました。

(倉敷市消防局警防課 コトジ穣課長代理)
「実際の災害は全く同じ想定はまずない。応用をいち早くきかせて円滑に迅速確実安全に救出できるようになることを祈っている」

主催した倉敷市消防局は、今後、警察や海上保安庁、自衛隊など他の機関とも訓練を重ね、救出技術の向上や連携強化を図っていきたいとしています。