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2023.08.01

熱々うどんを食べる時に好評! 取っ手屋さんが作った 「とって」おきのうどん鉢【さぬきのプラス 香川】

知っていると得する香川県の豆知識「さぬきのプラス」です。8月1日はうどん県ならではの優しさから生まれた新商品を紹介します。

讃岐うどんを食べるとき、うどんが熱かったり器が重くて困った経験はありませんか?

(河野有紀記者)
「そんな悩みに応えるべく生まれた新商品がこちら。“とって”が付いたうどん鉢です」

この商品を開発したのは、紙袋用の取っ手などを製造・販売するメーカーで、善通寺市に本社を置く松浦産業です。副社長の松浦英樹さんに開発に至った経緯を聞きました。

(松浦産業 松浦英樹副社長)
「うどん屋さんに行った時、おぼんにどんぶり鉢を乗せて(店から)出てくる人を見た。車の中にそのおぼんを運んでいた。見ていたら、おばあちゃんが膝の上におぼんを乗せて(うどんを)食べていた。プラスチックでどんぶり鉢を作って、取っ手を付ければ良いのではと。僕らがしないといけない仕事だと思った」

約2年半の開発期間を経て完成した新商品、「とって」屋さんが作った「とって」おきのうどん鉢。取っ手にあるくぼみが親指にフィットするため持ちやすく、右手でも左手でも使えるよう左右対称のデザインとなっています。

(松浦産業 松浦英樹副社長)
「重心が(取っ手側に)あるのですごく安定する。取っ手を付けることで(表面が)熱くても関係ない」

7月中旬から善通寺市内のうどん店で使われていて、家族連れなどから好評だということです。

(河野有紀記者)
「プラスチックなので軽いのはもちろんですが、だし専用の飲み口もあるので使いやすい!」

(松浦産業 松浦英樹副社長)
「介護とかでも使ってほしいと思う。お好み焼きとかホットケーキとか、持って混ぜられる。いろいろな使い方があると思うので、いろいろと楽しんでもらえたら」

うどんを食べる時だけでなく、様々なシーンで活用できるこの商品。クラウドファンディングのサイトで8月2日まで販売されています。

うどん鉢の先端は尖ったデザインになっていますが、これはうどんを取り分けた時に出汁を注ぎやすいようになっているということです。

クラウドファンディングのサイト「Makuake」での販売は2日までですが、松浦さんによりますと今後、会社のHPで一般販売を検討しているということです。