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2023.07.24

行列も…全国40以上のパン屋が岡山に きっかけは西日本豪雨で生まれた絆【岡山・倉敷市】

倉敷市真備町で7月24日、全国から40以上のパン屋が一堂に集まるイベントが行われ、大勢の人でにぎわいました。企画したのは、5年前の西日本豪雨で被災した地元のパン屋です。

(戸田奈沙記者)
「パン祭りに並ぶ人の列が2階から1階まで続いています」

会場となった倉敷市真備町のまーびーふれあいセンターには、東京や大阪など40以上の店が持ち寄った自慢のパンが並びました。

(訪れた人は…)
「7人家族でパンが大好きだから(来た)」
「遠くに行くことができないので東京や大阪のパンが食べれてうれしい」

企画したのは、真備町にあるパン屋「パンポルト」の戸澤実さんです。

(パンポルト 戸澤実さん)
「(参加のパン店は)災害の時に気にかけてくれた人ばかりで、一軒一軒まわると皆さん熱い思いがあった」

西日本豪雨で店舗を兼ねた自宅が2階まで浸水し、一時、休業を余儀なくされた戸澤さん。その時支えてくれた全国の仲間に参加を呼びかけイベントが実現しました。

(兵庫県「パン有本」 有本竹宏さん)
「大変なことを乗り越えて復興している人なので、全面的に出来ることは支援したい」

(パンポルト 戸澤実さん)
「パンは一番身近な食材だと思う。生活に寄り添って買いやすいと思う。町外の人も町がどうなったか足を運ぶきっかけになる」

売上の一部は復興に向け活動する市民団体などに寄付されるということです。