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2023.07.17

豪雨で水没した「千歳楽」も復活!1000人余りの踊りの輪…真備船穂総おどり【岡山・倉敷市】

西日本豪雨の被災地、倉敷市真備町にかつてのにぎわいが戻ってきました。7月15日、地区の一大イベント真備・船穂総おどりが4年ぶりに開催され、大勢の人でにぎわいました。

会場は倉敷市真備支所に面した「まきび通り」です。町内の学校や団体、21チームが参加し、被災前と同じ規模の1000人余りの踊り子が踊りを披露しました。

総おどりは被災の2019年に規模を縮小して開催したものの、その後は新型コロナの影響で中止となっていました。4年ぶりの開催となった今年、豪雨で失った地域のつながりを復活させようと特別な企画が用意されました。

瀬戸内海沿岸に広がる伝統的な山車の一つ千歳楽です。真備町では3つの地区で千歳楽が保管されていて、総おどりで勢ぞろいしました。このうち岡田地区では保管していた公民館が豪雨で水に浸かり大きな被害を受けていました。

その後、地域住民らが少しずつ修復し元の姿に。総おどりでは岡田地区の約30人が千歳楽を担ぎ、勇壮に練り歩きました。

(訪れた人)
「人が集まるのはいいですね」
「みんなが笑顔でとてもうれしいです」

(岡田地区千歳楽実行委員会・福島哲文さん)
「自分も被災したしみんなも被災した中で いろいろな人の助けがあって生活できた。またいろいろな人の助けがあって こういう祭りやイベントが開催できた。5年の節目にみんなで協力しあえたことがよかった」

倉敷市真備支所では今後もこうしたイベントを積極的に再開し、地域コミュニティの復活につなげていきたいとしています。