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大雪で折れた“巨木” もう一度美しい姿に… 天然記念物・尾所の桜を樹木医が診断【岡山・津山市】

2023.06.02

大雪で折れた“巨木” もう一度美しい姿に… 天然記念物・尾所の桜を樹木医が診断【岡山・津山市】

2023年1月の記録的な大雪により枝が折れた岡山県の天然記念物、津山市阿波の尾所の桜を、6月2日、樹木医が診断しました。

尾所の桜は、推定樹齢570年のヤマザクラで、高さは14メートル、枝は四方に20メートルある県内最大級の巨木です。2023年1月、1メートル近い積雪に見舞われ、直径およそ30センチ、長さおよそ8メートルある枝が折れました。

6月2日、この桜の木に詳しい樹木医の國忠征美さんが現場を訪れました。國忠さんは約20年前にもこの桜の延命治療をしていて、2日は枝の損傷状況や風や雪でさらに木が傷む可能性があるかなど調査しました。

(樹木医 國忠征美さん)
「切口に殺菌剤防菌剤防水剤を塗って、できるだけ早く治療やせん定を した方がいい」

(津山市観光文化部 仁木康治企画参事)
「木の状態自体は悪くないと聞いた。今後も健全な形で次の世代に 受け継がれていくように手助けしたい」

大雪の被害を受けた推定樹齢570年の桜。その美しい姿を取り戻すためにはいち早い治療が必要です。