岡山県高校総体の陸上競技で、インターハイを目指す注目アスリートが実力を発揮しました。

津山高校１年のドルーリー朱瑛里は８００ｍ決勝に出場しました。中盤まで２、３番手でレースを進めると残り３００ｍでギアチェンジ、ストライドを生かしたダイナミックな走りで先頭に立つと、そのまま押し切り２分１１秒０３でフィニッシュ。１年生ながら８００ｍと１５００ｍの中距離の２種目を制しました。

女子１００ｍハードルで圧巻の走りを見せたのは、倉敷中央２年の木梨光菜でした。スタートで抜け出すとスピードに乗ってぐんぐん加速、大会記録を更新する１３秒９４でフィニッシュし、こちらも１００ｍとあわせて２冠を達成しました。

（倉敷中央２年　木梨光菜選手）
「きのう（２７日）の１００ｍからスピードはついていたので、それを生かしたハードルができると思って走った。中国大会を優勝してインターハイでは入賞できるように頑張る」

また３０００ｍ障害には玉野光南３年の黒田然が出場しました。

（玉野光南３年　黒田然選手）
「確実に優勝はとりたいと思っていたので、最初で単独走という形を作りに行こうと思っていた」

最初の１０００ｍは良い入りができたという黒田でしたが、独走となった中盤はやや動きに硬さが見られます。それでもラストは粘りの走りを見せ、ベストを更新する９分６秒８９のタイムでフィニッシュ。目線はすでに次のレースを見据えていました。 （玉野光南３年　黒田然選手）
「今回目標としていた８分台が出なかったので、中国大会は８分台を突破することだけです」