OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
バリカンを使い恐る恐る…織物を学ぶ高校生40人が「ヒツジの毛刈り」を体験【岡山・玉野市】

2023.05.10

バリカンを使い恐る恐る…織物を学ぶ高校生40人が「ヒツジの毛刈り」を体験【岡山・玉野市】

布の加工技術を学ぶ高校生がヒツジの毛刈りを体験する授業が玉野市の渋川動物公園で行われました。

(三竿雅義記者)
「晴天でどんどん気温が上がり暑くなってきました。ヒツジにも聞いてみましょう」
(ヒツジ)
「毛が伸びて暑いメェ~」

ヒツジは毛が伸びたまま夏を迎えると熱中症など病気のリスクが高くなるため、渋川動物公園では毎年、この時期に毛を刈っています。5月10日は倉敷工業高校テキスタイル工学科から40人が訪れました。

はじめに動物公園の職員がバリカンを使ってヒツジを傷つけないコツを説明しました。

そして高校生が挑戦です。ヒツジが驚かないように職員が手伝いながら、生徒たちは恐る恐る、慎重に毛刈りを体験していました。

(毛刈りをしてみて…)
「肌に沿って刈るのは(ヒツジに)傷をつけそうで怖かった。教科書で学ぶだけでなく、実際にやって、いい経験になった」
「私たちがいつも扱っている(毛糸)はキレイに加工された後だからフワフワしている。刈ってすぐは硬くてびっくりした」

10日は2頭のヒツジから約3キロの羊毛が取れました。羊毛は持ち帰って、洗浄した後、紡ぐ工程などを経てひざ掛けにして高齢者施設へプレゼントすることにしています。