OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
高松市長選挙 市の課題に両候補はどう向き合う? 少子高齢化・アフターコロナ…【香川・高松市】

2023.04.20

高松市長選挙 市の課題に両候補はどう向き合う? 少子高齢化・アフターコロナ…【香川・高松市】

県都のリーダーを決める高松市長選挙は、4月23日投票です。現職と新人の一騎打ちとなった今回。市の課題や、今後必要と考える施策などを2人に聞きました。

四国の玄関口、高松市。官公庁や企業の支店が集まり、四国を代表する経済都市でもあります。しかし、人口減少は避けられず、2015年の42万人をピークに、4月1日時点では41万1000人まで減りました。

(河野有紀記者)
「一方で明るい話題もあります。現在、建設中の新しい県立体育館や、その横に開業予定の外資系ホテルなど、サンポート地区では再開発が進められています」

市政の新たなかじ取り役を決める高松市長選挙には、届け出順に、新人で元自動車販売会社社長の灘波博司さん(63)と、現職で5回目の当選を目指す大西秀人さん(63)の2人が立候補しています。今の高松市をどう見ているのでしょうか?

■現状と課題■

(灘波博司候補 無・新)
「コロナ後の社会がスタートする環境下において、企業は人がいなくて済むような仕事の仕方に切り替えているが、残念ながら行政の対応は遅れているように見える。世の流れのスピードについていく対策は必要」

(大西秀人候補 無・現)
「18歳から進学や就職で県外に出る人が8割近い状況。非常に大きな問題だと思う。どうにかしないといけない。最近インバウンドの観光は、香川・高松が注目を浴びている。人口減少や少子超高齢化という厳しい状況にはあるが、将来的に明るい兆しもあり、可能性も秘めている」

新型コロナの影響でダメージを受けていたインバウンド市場は、高松空港の国際線や海外クルーズ船の寄港再開などで回復しつつあります。アフターコロナを見据え、市の再起に必要なこととは?

■コロナからの再起■

(灘波博司候補 無・新)
「何が1番日本が遅れているかというと、デジタル対応。間に合わないから地方が先にやるように見える。デジタル対応の問題は早くやらないといけない」

(大西秀人候補 無・現)
「行事・イベントがなくなって、人と人との接触が希薄になった。これまで以上にコミュニティー再生の重要性・必要性が出ている」

■改めて訴えたいこと■

(灘波博司候補 無・新)
「競争なくずっといくと、どんな優秀なリーダーでもどうしてもマンネリ化は起こる。政治経験はゼロなので不安に思う市民もいるかもしれないが、現場の声を聞きながら問題解決をしていく」

(大西秀人候補 無・現)
「何といっても私の今までの4期16年の実績を訴えたい。住みやすく、働きやすく、子育てしやすいまちで、真のデジタル田園都市・高松を目指していきたい」

(河野有紀記者)
「喫緊の課題もある中、大きな転換点を迎えている高松市。その未来を誰に託すのか?有権者の選択が迫られています」