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2023.04.11

着用率に変化は? 高松市内の様子を取材 自転車のヘルメット着用“努力義務”から10日余り【香川】

4月1日から自転車のヘルメット着用が全ての年代で努力義務となって10日余りたちました。着用率に変化はあったのでしょうか?高松市のまちの様子を取材しました。

(河野有紀記者)
「あの女性はヘルメット被ってますね。あちらの男性もヘルメットを被っています」
「私が朝の15分間で調べた数では52人。先月と比べて少し増えたような気がします」

香川県警が4月6日に行った調査によりますと、高松市内で自転車のヘルメットを着用していた人は11.3%でした。3月30日の6.3%より5ポイント増えています。

(香川県警交通部 中村弘孝部長)
「ヘルメットを被っている人が増えているように感じている。県民の自転車の安全利用に関する意識の高まりではないかと考えている」

香川県警の中村交通部長は、県民の意識の高まりを感じる一方で、若い世代については気がかりな点もあるといいます。

(香川県警交通部 中村弘孝部長)
「高校生がまだなかなか被っていないし、大学生も被っていない。ヘルメットを被って自転車を安全に利用することが命を守ることにつながる」

県警によりますと、2022年1年間の県内の自転車事故の件数は、中学生が全国ワースト2位、高校生が全国ワースト3位となっています。事故が起きた場合、ヘルメットを着用していなかった人の致死率は着用していた人と比べて7.5倍高くなるというデータもあります。

(河野有紀記者)
「ヘルメットの着用に罰則などはありませんが、命を守るためには大事な選択と言えそうです」