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2023.02.09

問題:「讃岐うどん店」の発祥地はどこ? 根拠は金刀比羅宮所蔵の…【香川】

香川のソウルフード讃岐うどんをある切り口でPRする取り組みを、金刀比羅宮の門前町香川県・琴平町の団体が始めることになりました。論争が起きるかもしれないその切り口とは。

今や全国に知られる讃岐うどん。香川県内には500を超える店があり、人口当たりの店舗数は堂々の全国1位です。

(前川裕喜記者)
「その讃岐うどん店ですが問題です。讃岐うどん店の発祥地はどこでしょうか。考えてみください…。意外と分からないですよね。そういう切り口でPRを始めたのが琴平町です」

(琴平町 片岡英樹町長)
「うどん県うどん郡うどん屋町として、うどん屋発祥地で 讃岐うどんを楽しんでほしい」

町や地元のうどん店などが2月9日会見を開き、讃岐うどん店の発祥地であることをPRする団体の設立を発表しました。

根拠となったのは1703年頃に作られ、金刀比羅宮が所蔵する屏風です。参拝者でにぎわう琴平のまちが描かれていて、中にはうどんを作る店が数軒確認できるのです。

(「讃岐うどん屋発祥の地」 こんぴら會 吉田尚人会長)
「1703年より古くからやっているのは確か。うどん屋発祥の地」

新たな文献が見つかれば変わるかもしれませんが、今のところ琴平町が発祥地と言えそうです。片岡町長はこんな話も紹介しました。

(琴平町 片岡英樹町長)
「(今でも)琴平町に限れば、うどん屋は21軒、信号機は18ヵ所なので、信号機より多く、発祥地として認証されたい」

団体では、イベントなどで発祥地をPRする予定で、新型コロナで激減する観光客を呼び込む材料になりそうです。一方、讃岐うどん自体の発祥地は別のまちだという説があり、発祥地を巡る今後の展開が注目されます。