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2023.01.20

氷点下1.4度…厳しい寒さの中ミツマタ川さらし 横野和紙の原料【岡山・津山市】

岡山県の伝統工芸品、横野和紙の原料になるミツマタを川で洗う川さらしの作業が津山市で行われました。

凍てつくような寒さの中、洗い場でミツマタを洗います。津山市北部を流れる。横野川です。この作業は、川さらしと呼ばれ、ミツマタの表面に付いている不純物やアクを取り除くもので、良質な和紙作りには、欠かせません。

1月20日朝の津山市の最低気温は、氷点下1.4度。厳しい寒さの中、横野和紙作りに取り組む上田さん夫婦は、1時間半かけて約50キロのミツマタを洗いました。

(上田漉き和紙工房 上田康正さん)
「川の水温が低く、水質がきれいな関係で、和紙作りがやりやすい。日本だけでなく、世界の人に 知ってもらえるように、良い紙を作っていきたい」

ミツマタは、このあと手すき和紙になり、工芸品の金箔を包む箔合紙や便せんなどに加工されます。