社会に貢献した人や団体に贈られる秋の褒章の受章者が発表されました。香川では９人と１団体が受章しました。このうち、高松国際ホテルの洋食総料理長、松原勉さん（５６）は黄綬褒章を受章しました。

（黄綬褒章を受章　高松国際ホテル　松原勉洋食総料理長）
「特別何をしたわけでなく、目の前にある仕事をコツコツとしてきただけ。それが積み重なって認められたと思う」

さぬき市の和食料理店で生まれ育ち、洋食に憧れていたという松原さんは、調理師学校卒業後の１９８５年、大阪のホテルで料理人としてのキャリアをスタートさせ、２００９年からは高松国際ホテルの洋食総料理長に就任。香川県産の肉や野菜にこだわり食材のうま味を最大限に引き出す緻密で素早い調理技能が高く評価されています。

（黄綬褒章を受章　高松国際ホテル　松原勉洋食総料理長）
「転々と、海外も含めて働いてきたが、高松国際ホテルに来て、『香川の食材を使わないと』という意識がもっと強くなった。魚にしても肉にしても、どれを取ってもおいしい。より多くのお客様に召し上がってほしい」