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2022.10.28

貴重な発見「約7600年前の草食恐竜」が岡山理科大学に!? 当時の生態を知る手掛かり【岡山】

アメリカで発掘され、岡山市の岡山理科大学が所蔵している恐竜の化石が、約7600万年前の草食恐竜、コリトサウルスであることが分かりました。大学は、当時の生息地域を知るうえで貴重な発見としています。

今回、約2年の研究を経てコリトサウルスと判明したのは、1989年から翌年にかけてアメリカのモンタナ州で見つかった化石です。コリトサウルスは、約7600万年前の白亜紀後期に生息した体長最大8メートルのこの時代では最大級の草食恐竜です。

(高田亜矢子記者)
「決め手となったのはこの骨のかけら。コリトサウルスの頭のいわゆるトサカの部分であると明らかになりました」

コリトサウルスの化石は、これまでカナダでしか見つかっていませんでしたが、今回の発見により広い範囲で生息していたことが確認されたということです。

(岡山理科大学生物地球学部 高崎竜司研究員)
「新しく別の地点で見つかったことから、さらに外に目を向けることになれば、より大きなデータが集まってきて、恐竜類、特にコリトサウルス類の 生態への理解につながるのでは」

コリトサウルスの化石は、岡山理科大学の中にある恐竜学博物館で展示されています。