高松市のサンポート高松に建設が計画されている最高級ホテルについて、中国・香港のホテル運営会社、「マンダリンオリエンタルホテルグループ」と交渉していることが分かりました。これを受け、香川県の池田知事は１０月１９日、期待感を示しました。

（前川裕喜記者）
「瀬戸内の島々が見渡せる絶好の場所です。この場所にできる可能性があるのが香港系のホテル。１泊１０万円を超える場合もありロケーションと相まってぜい沢な時間を楽しめそう」

交渉が進められているのは、中国・香港を拠点に世界中で高級ホテルを運営する「マンダリンオリエンタルホテルグループ」です。

計画は、高松市の四国電力が県有地を買い取り、ホテルを建設。大阪・関西万博が開かれる２０２５年９月頃にオープンするものです。その運営について四国電力が、「マンダリンオリエンタルホテルグループ」と交渉していることが複数の関係者への取材で分かりました。開業すれば国内では東京に続き２番目となります。

瀬戸内の島々へのアクセスの良さやホテルの隣にできる新しい県立体育館との相乗効果による外国人富裕層の観光滞在が狙いの一つで、香川県の池田知事と高松市の大西市長は、１９日、期待感を示しました。

（香川県　池田豊人知事）
「誘致は県立アリーナ（体育館）の整備と相まって大きな意味合いがある。２０２５年に向けて整備が進んでいくのが最大のポイント。四国電力の方針を見守る」

（高松市　大西秀人市長）
「経過を興味深く見守る。実現すればすばらしいと思う」

四国電力は、２０２２年度中に事業計画を発表するとしていて、今後の動向が注目されます。