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2022.09.29

ごみの実態を調べるアプリ!? 中高生が開発 スマホを使って一目瞭然!【岡山・岡山市】

国連で「SDGs」、持続可能な開発目標が採択され9月で7年を迎えました。シリーズでお伝えしているエリアの動き、29日は岡山市の中高生が開発した街なかのごみの実態を調べるアプリです。一体、どんな取り組みなのでしょうか。

(アプリの説明)
「これが岡山市内、どういったごみがあるのかという事が送られてきている」

地図上に表示されたごみの情報。どこにどんなごみがあったのかが、一目で分かるようになっています。これは岡山市の山陽学園中学・高校地歴部の生徒たちが海洋ごみの原因となるまちのごみ削減への意識を持ってもらおうと開発したアプリです。

見つけたり拾ったりしたごみの種類や、見つけた日時、場所を誰でも気軽に入力できます。

(ゴミ拾いの様子)
「白いごみが沈んでいる。プラスチックだね」

地歴部では2008年から瀬戸内海のごみの回収や調査、さらにその成果を国際会議で発表するなど、海ごみ問題に取り組む活動を続けています。

コロナ禍で部活動が制限されたことなどをきっかけに、市民を巻き込んで取り組みを広げようと2021年12月から、アプリの開発を始めました。

2022年4月から運用を始め、すでに2万件以上のごみの情報が寄せられています。集まった情報は今後部員たちが集約して自治体に提供するなど効率的な回収につなげます。

(山陽学園高校2年 南 那津子さん)
「みんなでちょっとずつしていけば、大きな力になっていくことを改めて実感した。このまちが好きだという意識ができればいいと思う」

(山陽学園中学・高校地歴部 井上貴司顧問)
「スマホを活用する世代が興味関心を持って、行動を一歩踏み出してもらえている事に手ごたえを感じている。高校生目線からどんどん発信していきたい」

SDGs14番目の目標、「海の豊さを守ろう」に向き合う子供たち。豊かな発想とテクノロジーを掛け合わせたアイデアあふれる取り組みです。