安倍元総理大臣の国葬からお伝えします。賛否が割れる中での開催に岡山、香川でも様々な反応が見られました。

約４３００人が参列した安倍元総理大臣の国葬。地元からは岡山県の伊原木知事、香川県の池田知事、岡山市の大森市長らが参列しました。２７日朝、岡山県庁では県庁屋上に半旗が掲げられました。 （岡山県総務学事課　大杉雄大総括主任）
「国の主催する行事と言うことで県としての弔意を表明するということで半旗を掲揚した」

半旗は香川県庁や岡山市役所にも掲げられましたが、いずれも黙とうは強制しませんでした。

一方、高松市には安倍元総理ゆかりの店も…。 （さぬき麺業　香川政明社長）
「ぶっかけうどんが非常に好きな総理で６回ほど来店してもらった、本当に気さくな総理だった」 安倍元総理が香川に来た際、よく立ち寄ったといううどん店です。２７日はいつも店に飾っている写真を掃除したそうです。

（さぬき麺業　香川政明社長）
「きょうは国葬ということで心からご冥福をお祈りしたい」

その一方で、今回の国葬を巡っては１６億円を超す国費投入や弔意強制への懸念から賛否が分かれ、ＦＮＮの世論調査でも賛成の３１．５％に対し、反対は６２．３％。２７日も各地で国葬に反対する集会の開催や抗議の意思表示が行われました。 （集会を主催した黒見節子さん）
「国会議決も経てない閣議決定で怒っている。予算が１６億以上、一生懸命収めた税金を使うのにきちんと議論して決定してという思い」