店内は商品が整然と並べられ、まるで倉庫のような雰囲気…。そこに、驚きの品が！通常２１６円のアメが３０円に！ウーロン茶の缶は１つ１５円…さらにホワイトアスパラの缶詰は９８円、マヨネーズソースも１キロ入って９８円！ もったいない…をキーワードにした食品ロス専門スーパー「エコイート」です。２０２２年４月、岡山市北区谷万成にオープンしました。「エコイート」は、大阪を中心に全国１８カ所に展開していますが、中国地方では初めての出店です。 「エコイート」岡山北店で扱っている商品は、食品や飲料、お菓子など約７００種類。いったいナゼ安いのか？お店の人に聞いてみると…。 （エコイート岡山北店　青木誠弥オーナー）
「（Ｑ・賞味期限が近いものとか過ぎているものもある…販売ＯＫなんですか？」食品衛生法では、安全に食べられるものを販売すると定められているのでＯＫです）

実は、エコイートでは、一部、賞味期限が切れた商品も取り扱っています。

（エコイート岡山北店　川崎翼店長）
「賞味期限は、消費期限と違って、おいしさの目安なので、切れたからといってすぐに安全性が保てなくなるわけではない。安全においしく食べて頂けるものを販売している」

食品には「消費期限」と「賞味期限」があり、消費期限は「安全に食べられる期限」なので期限を過ぎたら食べないほうがいいとされていますが、賞味期限は「品質が変わらずに美味しく食べられる期限」のことで、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないといいます。 （エコイート岡山北店　青木誠弥オーナー）
「（Ｑ・賞味期限はメーカーによって早めに設定？）（食べられる期間の）８割とか７割が多い、なかには５割とかに設定されているものもある」

配送の時、外箱がつぶれるなどすると、中の商品に影響がなくても全て返品扱いとなり、食品ロスになってしまうことがあるといいます。エコイートでは、返品扱いのものやパッケージが古くなったものも格安で販売しています。また、食品ロス削減のため、メーカーなどから「食品衛生上問題のない廃棄予定品」を引き受け安く販売しています。その量は、２０２２年１月から３月までの３カ月間で、５５３トンにのぼっています。

食品ロス削減ショップを知ることは、多くの食品が捨てられているという現実を考える一つのきっかけになるかもしれません。