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2022.07.26

五穀豊穣などを願って…3年ぶり開催へ 国の重要無形民俗文化財「大宮踊」本番に向け練習【岡山・真庭市】

真庭市の蒜山地域に伝わる盆踊り「大宮踊」が3年ぶりに各地で踊られることになり、7月25日夜、最後の練習会が開かれました。

ゆっくりとした太鼓のリズム唄い手の声が響きます。踊り手たちは輪になって音頭や太鼓に合わせ「アオイ」「シッシ」「マネキ」と呼ばれる3種類の踊りを繰り返します。

「大宮踊」は国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統の踊りで、五穀豊穣などを願って7月下旬から8月にかけ蒜山地域の神社や寺などで行われます。コロナ禍で2年続けて中止となり、この夏、3年ぶりに開催されます。練習会の終盤には杵を手に持ちどじょうすくいの格好をした子供たちによるユニークな踊り「子供テンコ」も輪に入りました。

(参加者は)
「うれしい。練習だけは、この2年間もしてきた」
「気を付けながらもお盆の楽しみでもある大宮踊を堪能できたらいい」

(大宮踊保存会 福井章雄会長)
「皆さんが健康になるようにコロナを吹き飛ばせという感じでやってもらえればありがたい」

笠岡市の「白石踊」、高梁市の「備中たかはし松山踊り」と並び、岡山県下三大盆踊りの1つにも数えられる「大宮踊」は8月19日まで行われます。