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 “オレンジ”のカーテンずらり 里山に実りの秋 100年以上続く…干し柿の生産ピーク【岡山・矢掛町】

2021.11.09

“オレンジ”のカーテンずらり 里山に実りの秋 100年以上続く…干し柿の生産ピーク【岡山・矢掛町】

岡山県矢掛町で、特産の干し柿の生産がピークを迎えています。

皮をむかれた柿が、オレンジ色のカーテンのように並びます。

標高が200メートル以上ある矢掛町山ノ上地区では、10月下旬から干し柿の生産が最盛期を迎えています。

100年以上前から干し柿作りをしている土井農園では、収穫された西条柿の皮を一つ一つていねいにむいていきます。

そして、1本のひもに20個前後の柿を取り付けた後、建物の中で約40日間吊るして乾燥させます。

土井農園によりますと、2021年は雨が少なく、天候に恵まれたことから、良質の干し柿が期待できるということです。

(土井農園 山部美由紀代表)
「干し柿は、年末やお正月に家族と一緒に食べるのが昔から日本での風物詩となっているので、年末に向けて家族と一緒に味わってほしい」

干し柿を吊るす作業は、11月20日ごろまで続き、12月上旬から県内のデパートなどに向けて出荷されるほか、通販でも販売されるということです。