2021.02.01
岡山市の路線バス再編案 当面中断で決定【岡山・岡山市】
岡山市の路線バス再編について、市と事業者が話し合う法定協議会が2月1日開かれ、路線再編の検討を当面の間中断することが決まりました。
会議には岡山市の大森市長や市内すべての路線バス事業者が出席しました。市は前回の会議で八晃運輸が運行する「めぐりん」について、益野線を廃止する一方で岡山医療センター方面への新規参入や、JR岡山駅東口への乗り入れを認める再編案を提案し、その他の事業者から反対の声が上がっていました。こうした声や新型コロナウイルスの影響で、「現時点で結論を出すことができない」として市側が検討の中断を提案し、事業者側もこれを受け入れました。一方で、市側が示していた市内中心部の初乗り運賃を150円に引き上げる案については賛同する事業者で実施することや高齢者、障害者の運賃を半額にし、市が負担する案は準備が整い次第始めることが決まりました。ところが八晃運輸が2021年に入って国に提出したJR岡山駅への乗り入れ申請を巡って、他の事業者から疑問の声が出ました。
(岡山電気軌道 小嶋光信社長)
「新規の路線などの話は、必ずこの協議会を通す(約束)。八晃運輸が変な申請を協議会を通さず出して、議論をぶち壊していく」
(八晃運輸 成石敏昭社長)
「めぐりんを岡山駅東口ターミナル内に乗り入れを要請している。独占禁止法などの法令に反するのではないか1社を排除するという論理は」
その後も両者の溝は埋まることはなく、地域の足となる路線バスの再編議論は先行き不透明となりました。
会議には岡山市の大森市長や市内すべての路線バス事業者が出席しました。市は前回の会議で八晃運輸が運行する「めぐりん」について、益野線を廃止する一方で岡山医療センター方面への新規参入や、JR岡山駅東口への乗り入れを認める再編案を提案し、その他の事業者から反対の声が上がっていました。こうした声や新型コロナウイルスの影響で、「現時点で結論を出すことができない」として市側が検討の中断を提案し、事業者側もこれを受け入れました。一方で、市側が示していた市内中心部の初乗り運賃を150円に引き上げる案については賛同する事業者で実施することや高齢者、障害者の運賃を半額にし、市が負担する案は準備が整い次第始めることが決まりました。ところが八晃運輸が2021年に入って国に提出したJR岡山駅への乗り入れ申請を巡って、他の事業者から疑問の声が出ました。
(岡山電気軌道 小嶋光信社長)
「新規の路線などの話は、必ずこの協議会を通す(約束)。八晃運輸が変な申請を協議会を通さず出して、議論をぶち壊していく」
(八晃運輸 成石敏昭社長)
「めぐりんを岡山駅東口ターミナル内に乗り入れを要請している。独占禁止法などの法令に反するのではないか1社を排除するという論理は」
その後も両者の溝は埋まることはなく、地域の足となる路線バスの再編議論は先行き不透明となりました。