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2023.05.19

中四国最大級の「道の駅」 観音寺市にオープンへ 観光客が“お金を落とすまち”を目指す【香川】

観音寺市は5月19日、中四国最大級の新しい道の駅の整備を発表しました。アフターコロナのにぎわい戦略として、各地で道の駅の強化が進められていて、地域間での競争が激しくなりそうです。

(観音寺市 佐伯明浩市長)
「市民が毎日集えて、観光客交流人口の ゲートウェーになる道の駅を整備」

観音寺市の佐伯市長が、19日の会見で基本構想を発表しました。

(前川裕喜記者)
「幹線道路の国道11号線に隣接する土地に、新しい道の駅が整備される予定です」

整備が予定されるのは、観音寺市豊浜町のちょうさ会館周辺の約4ヘクタールの土地です。香川県の西部、高松自動車道大野原ICのすぐ近くで、アクセスしやすい場所となっています。駐車場は300台、飲食店、農水産物の販売所、子供の遊び場、ドッグランなどを入れ、中四国最大級の施設として2028年度のオープンを目指します。

ここ最近、真庭市や津山市など、各地で道の駅の近くに宿泊施設が整備され、道の駅がにぎわい創出の核になっています。佐伯市長は宿泊施設を併設できるかがポイントとしました。

(観音寺市 佐伯明浩市長)
「ホテルが少なく、観光客が市内で落とすのは1200円~1300円程度。天ぷらうどんとおにぎりを食べて帰るだけの人が多い。やはり宿泊することで地域の活性化になるので、(企業が宿泊施設を)建設できるよう要望したい」

にぎわい戦略が次々と打ち出されアフターコロナの到来を感じさせる一方、地域間の競争も激しくなっています。今後、宿泊施設の併設や斬新なアイデアを盛り込めるかが、カギとなりそうです。