新たな観光の形を探ります。ガイドが現地にいなくても遠隔で観光案内ができるよう先端技術を活用した実証実験が４月１９日、高松市で行われました。

（河野有紀記者）
「今回の実証実験ではスマートグラスというメガネをかけてリモートガイドを行います」

実証実験は高松市の情報通信会社、ＳＴＮｅｔなどの協力のもと、高松市の玉藻公園で行われ、市の職員がその技術を体験しました。

スマートグラスと呼ばれるメガネをかけると、離れた場所にいる観光ガイドとリアルタイムでやり取りできるほか、ガイドがパソコンに表示した写真などもメガネを通じて見ることができます。

（高松市観光交流課　島崎智久係長）
「（ガイドが）隣にいない中、声が聞こえてきて、不思議な感覚もありつつ新しい技術を体験できた」

この技術は観光面だけでなく災害や福祉の場面でも活用が期待され、高松市は様々な角度から実用の可能性を探りたいとしています。