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岡山放送

2023.04.06

離島に住む人の命を救う「海の救急車」 笠岡諸島に導入 AEDや心臓マッサージ機を装備【岡山】

島の医療水準向上を目的にした取り組みです。離島に住む人を救急搬送する際、船の中で救命処置が行える救急艇を笠岡市が初めて導入し、4月6日、就航式が行われました。

「海の救急車」と呼ばれる救急艇、「みたけ」です。就航式には笠岡市の小林市長や消防職員など約70人が出席し、船の就航を祝いました。

(生本ひなの記者)
「船内かなり広々していて、揺れも小さいのでなるべく安全に処置できる」

揺れや騒音を抑えるよう設計された船の中央には救急処置室があり、AEDや自動の心臓マッサージ機など、救急車とほとんど変わらない最新の医療機器が備えられています。笠岡諸島最南端の六島から本土までは最短で29分。これまでは民間の海上タクシーを使っていたため陸に着くまで対応できなかった救急隊が、船内でも救命処置を行えます。

笠岡諸島の島民の高齢化率は74.2%で、増加傾向にある救急搬送の対応力アップに期待がかかります。

(笠岡市 小林嘉文市長)
「24時間体制、365日いつ電話があっても救急艇が駆け付けられる体制が整ったことは、島民の皆さんの安心につながる。我々もこれをしっかり活用して、救命率向上に努めていきたい」

救急艇「みたけ」は今後、消防隊員の訓練を経て、2023年7月から運用される予定です。