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2020.05.27

夏の風物詩花火にも暗い影…収束願う希望の花火を打ち上げ【岡山・岡山市】

新型コロナウイルスの影響は夏の風物詩、花火にも及んでいます。花火大会の中止が相次ぎ苦境に立たされている岡山市の製造会社を取材しました。

(森上真夢社長 倉庫開けて案内)  
「これ全部在庫ですね」
          
高く積み上げられたケースには、この夏、多くの人を楽しませるはずだった花火玉がしまわれていました。

(森上社長)
「こんな状況は初めてですね」
       
岡山市北西部の山あいにある岡山県内で唯一の花火製造会社、森上煙火工業所。毎年、中四国の花火大会に約2万発の花火玉を出荷しています。

本来、5月は生産のピークを迎える時期でしたが、2020年は多くの花火大会が中止になり、4月20日から生産の中断を余儀なくされています。森上真夢さんにとっては社長に就任した矢先の休業でした。

(森上社長)
「夏には収まってるかと思っていたんですけど。危機感しかないですね」

行き場を失った花火玉。しかし、この状況に手をこまねいているわけにはいかないと、立ち上がりました。

(花火見せ)
「ドーン」              
5月23日には新型コロナウイルスの収束と西日本豪雨からの復興への願いを込めた花火を倉敷市真備町で打ち上げました。そして今、全国の若手花火師とともに新たなプロジェクトに取り組んでいます。

(森上社長)
「全国の花火屋さんが同じ日の同じ時間に一斉に花火をあげる」 
  
江戸時代に疫病の退散を願って開かれたのが花火大会の起源とされていることにちなんだプロジェクト。3密を避けるため、日時や場所は非公表ですが、岡山県内では7ヵ所で打ち上げる予定です。

(森上社長)
「下ばかり見ていてもいけないのでその瞬間だけでも空を見上げてもらって気持ちが和らいでもらえれば」

1日も早い収束を願う希望の花火。同じ空の下で、大輪の花を咲かせます。

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