「日本の棚田百選」に選ばれている香川県小豆島町の中山千枚田にも新型コロナウイルスの影響です。田植えのボランティアの協力が得られず農家は悲鳴を上げています。

標高１５０メートルから２５０メートルの山間に広がる約７５０枚の棚田、中山千枚田。その波の様な美しい形から「日本の棚田百選」に選ばれています。
農家の高齢化や後継者不足を受け棚田の保全のために６年前からオーナー制度をスタート。しかし２０２０年は作業を手伝ってくれる県外のオーナーや保全活動に協力している県内の大学生らが新型コロナウイルスの影響で来ることができません。機械が入れない場所は手作業で苗を植えています。
（農家は…）
「（ボランティアが）無くて皆さんしんどい思いをしている。若い人は島外で勤めているから次第に田んぼは荒れると思う」　　　　
農村の原風景を伝える貴重な場所にも新型コロナウイルスの影響が出ています。