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2023.02.14

岡山市中心部で“古墳”発見! 明治時代の写真から分析 岡山シティミュージアムで特別展【岡山】

岡山市の岡山大学にある研究所が古墳などの研究成果を紹介した特別展が岡山市で開かれています。

この特別展は、岡山大学文明動態学研究所の研究成果を紹介するもので、2部構成となっています。

第1部では、岡山大学のある北区津島地区の歴史を40年間蓄積した発掘調査の成果をもとに振り返っています。

このうち、1月、北区津島福居で新たに確認された前方後円墳、「塚前古墳」の調査結果は、今回、初めて紹介されています。1908年に陸軍駐屯地を撮影した写真から見つかったもので、現在は、住宅地となっているため直接、確認することはできませんでしたが、道路が前方後円墳の形に沿うように造られていることや、写真に写った特徴などから、存在が結論付けられました。

(岡山大学文明動態学研究所 野崎貴博助教)
「新しく前方後円墳があることや、明治時代は陸軍駐屯地が造られている姿をリアルな写真で見ることができる。津島という小さい地域ではあるが、岡山の歴史にも非常に深く関わっている地域なので、岡山市民や多くの人に見てもらいたい」

また、第2部では古代マヤ文明の研究成果が紹介されています。

この特別展は、入場無料で岡山市北区の岡山シティミュージアムで、3月19日まで開かれています。