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岡山放送

2022.12.20

新発見も…幕末維新期の大久保利通の書簡など103点 8年間かけて資料を解析 一部公開へ【岡山】

大久保利通など江戸末期から明治にかけて活躍した人物の未公開の書簡が倉敷市で見つかりました。当時の歴史的背景を知る貴重な資料として注目されそうです。

この書簡は江戸時代に児島の塩田事業で財を成した旧野崎家の住宅から見つかったもので、103点の解析が終わりその一部が公開されました。

こちらは水戸藩主の徳川斉昭が、黒船来航後の1855年に家臣の藤田東湖に出したとされる書簡です。

(岡山県立博物館 横山定副館長)
「軍艦の中にいるアメリカ人を切り殺せといったことを書いている。開国してアメリカと通商して、という考えは全くなく、鎖国政策を遂行していくべきという考え」

藤田東湖の子孫から野崎家に譲り渡されたもので、16点のうち14点の資料が未公開とされています。旧野崎家住宅を管理する財団が専門家に依頼し8年間かけて資料を解析しました。

解析した103点の中には幕末維新期に活躍した人物の書簡もあり、こちらは、明治新政府の基礎を固めた大久保利通が1869年に岩倉具視に宛てたとされるものです。明治維新の進め方として、強権的にならず、周囲の意見を聞く姿勢を持つことなどが書かれています。

(旧野崎家住宅を管理する 竜王会館 辻則之事務長)
「歴史的には非常に価値がある資料だと思う。鋭い表現もあるが、それも歴史の1ページだと思って見てもらえたら」

今回見つかった書簡は、2023年2月に資料集としてまとめられるほか、一部は、1月7日から2月19日まで、岡山市の県立博物館で一般公開されます。