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2022.12.19

国内最大規模!蓄電池を組み立て工場建設へ 100人以上を雇用【岡山・玉野市】 

玉野市で、新たな産業拠点の整備が進められています。再生可能エネルギーを安定的に供給するための蓄電池を組み立てる国内最大規模の工場が市内に建設されることになり、12月19日、現地説明会が開かれました。

会には地域住民など約250人が参加し、事業内容やタイムスケジュールなどが説明されました。

宇野港に近い玉野市田井に東京のベンチャー企業、パワーエックスが建設を予定している蓄電池の組み立て工場。蓄電池は、脱炭素化社会に向けて、太陽光など再生可能エネルギーを安定的に供給するための電源として、今注目されています。

敷地面積は、約2万8000平方メートル。工場では、1年間で約45万世帯の1日分の電気使用量を蓄えられる蓄電池を生産できるということです。

また、敷地内にはオフィスや研究開発センターなども設けられる予定で、2028年までに100人以上を雇用するということです。

(地元住民は…)
「大変期待が持てる素晴らしい事業だと思う。ぜひ成功、発展してもらいたい」

(地元の運送業者は…)
「玉野からというのがとてもうれしい。新たなステップを我々も踏めるという気持ち」

(パワーエックス 伊藤正裕社長)
「(玉野は)住みたい、訪れたい、ものが作れるという3つがそろう珍しい日本有数の土地。蓄電池市場は鉄道や食品、医療などと並ぶ大きな産業の可能性があると思っている。玉野のみなさんと進められれば」

また、パワーエックスと玉野市は、脱炭素化や観光振興など6つの項目について包括連携協定を結びました。

(玉野市 柴田義朗市長)
「産業面、雇用などはもちろん、観光面、アートや文化の振興などにつながれば、玉野に新しい時代が来るのでは。そうしていかなければと感じている」

工場は、2023年秋頃からテスト生産を始め、2024年の初旬にも本格的に生産を開始する予定です。