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岡山放送

2022.10.12

集めた美術品を子どもたちの治療費に…全盲男性と96歳医師の思い チャリティー開催へ【岡山】

海外の目の不自由な子供たちの治療費を集めようと、岡山市の全盲の男性が、チャリティーオークションの準備を進めています。出品するのは、取り組みに賛同した人から譲り受けた美術品です。

(竹内昌彦さんとスタッフ)
「これは藤原 雄さんの備前焼。今の金額で2万2300円。私が買おう。これが伊勢崎 淳さん…」

人間国宝の備前焼や絵画など部屋いっぱいに並べられた美術品。その数は、約70点に上ります。岡山市の岡山盲学校の元教頭で、全盲の竹内昌彦さんです。

この美術品の数々は、竹内さんが準備を進めているチャリティーオークションに出品されるものです。

竹内さんは5年前、「ヒカリカナタ基金」を立ち上げ、モンゴルやキルギス、ミャンマーなど海外の目の見えない子供たちのために手術費用を支援する取り組みを行っています。その取り組みに賛同した大阪に住む96歳の眼科医が、活動に役立ててほしいと自らが趣味で集めた美術品を竹内さんに譲ってくれました。

(竹内昌彦さん)
「目の見えない子供の目を見えるようにしてあげたい。これは多くの人がすぐ分かる、実感できる。目が見えないのと見えるのとは大違い。そんな活動をしているなら応援しようとすぐ分かってもらい反応してもらえる。そんな思いがこもったお宝であることを見てほしい」

オークションに向けスタッフは、ホームページを開設して入札状況を知らせたり、事前にゆっくり品物を見てもらえるように展示会を開きました。

(美術品を見に来た人は)
「少しでもお役に立てれば」
「何ができるのか、心で思っても行動できなかったので、気持ちが届くといい、うれしい」

子供たちの目の治療費は日本円で3万円から5万円ほど。竹内さんの講演会の謝礼金や、会員の寄付金を使って、これまでに6カ国、508人の子供たちの目に光を届けてきました。その取り組みは、コロナ禍の今でも続いています。

(竹内昌彦さん)
「1人でも見えるようになることは大きい事だが、大勢の子供の目を見えるようにしてあげたい。第1目標は1000人。それを過ぎれば 命の続く限り頑張ろうと思う」

チャリティーオークションは、10月23日、岡山市中区の操山公民館で午前10時から開かれ、誰でも参加することが出来ます。一人でも多くの子供たちの目に「光」を…善意の輪がさらに広がろうとしています。