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香川から47年ぶりプロ棋士誕生 17歳現役最年少 高松市出身の藤本渚さん【香川】

2022.09.13

香川から47年ぶりプロ棋士誕生 17歳現役最年少 高松市出身の藤本渚さん【香川】

香川県から47年ぶりのプロ棋士誕生です。高松市出身の藤本渚さんが9月、将棋のプロ入りとなる四段への昇段を決めました。快挙に地元は沸いています。

四段昇段を決め、初めての記者会見。カメラの前で初々しさをのぞかせるのが、藤本渚さん17歳です。現役最年少のプロ棋士となります。

(四段昇段を決めた藤本渚さん)
「まだ自分には将棋の知識が足りていないので、それを増やして良い将棋が指せるようになりたい」

高松市出身の藤本さん。両親に教えてもらったのをきっかけに将棋を始め、小学5年の時に、プロへの登竜門、奨励会に入会しました。
 
その後も日々、腕を磨き、四段昇段を争う今期の三段リーグで13勝5敗の好成績を収め、昇段を決めました。

香川県出身のプロ棋士誕生は1975年の小林健二九段以来、47年ぶり2人目です。

藤本さんが小学2年から中学卒業まで通っていた高松市の将棋道場は、喜びに沸きました。
プロ棋士藤本さん03
(水田将棋会館 小倉光弘席主)
「『四段に上がりました』(と電話があった)。天にも昇るというか、うれしかった」
プロ棋士藤本さん04「良かったな、すごいなと伝えた。ぜひタイトルを取ってほしい」」
プロ棋士藤本さん05
また、藤本さんの師匠、井上慶太九段の一門には、岡山市出身の菅井竜也八段、倉敷市出身の狩山幹生四段と、岡山県出身の2人のプロ棋士もいます。

(一門の兄弟子 菅井竜也八段)
「(藤本さんは)気持ちで指すというか、すごく気持ちの入った将棋なので、これから活躍していくのでは。今まではかわいい藤本君でしたけど、これからは同じ土俵なので当たったら全力で負かしにいきたい」
プロ棋士藤本さん06
厳しい世界で藤本さんが目標とする棋士は、羽生善治九段です。長く第一線で活躍する姿に憧れています。

(四段昇段を決めた藤本渚さん)
「若さを生かしてじっくり勉強して、時間を生かして強い棋士になりたい」

四段への昇段は10月1日付け。地元からのエールを受け、17歳の挑戦がスタートします。