岡山市への移住を希望する人を対象にした「移住下見ツアー」が３年ぶりに開催されました。移住の相談は増えているということです。

ツアーは岡山市などが企画したもので、兵庫や広島などから３組が参加し、バスで市内を巡りました。北区御津にある市の指定重要文化財、河原邸では古民家での暮らし方や自然豊かな地方に住む魅力などについて説明を受けていました。

（兵庫から参加した夫婦は…）
「こういう所なんだと、わくわく感が増す」
「コロナ禍で仕事場と家との往復ばかりだった。こういう（自然豊かな）所にゆくゆくは住みたい」

岡山市では２０２１年、東京と大阪に移住相談センターを設置していて、移住の相談件数は、２０２２年度、過去最多になる見込みだということです。

（岡山市移住・定住支援協議会　佐藤正彦会長）
「岡山は便利な市街地エリアもあれば、御津地区のような自然豊かな場所もある。両方が近いことを売りにしてどんどんＰＲしたい」

市では、移住を本格的に検討する人には家賃補助などの支援制度を案内し、移住の促進を図りたいとしています。