感染の急拡大を受け、香川県の浜田知事は８月１日、政府が新たに設けたＢＡ．５対策強化宣言の適用を検討する考えを示しました。

香川県内では直近１週間の新規感染者数は８４２５人に上り、病床の使用率は３５．８％となっています。政府が設けた宣言では病床の使用率が５０％を超えるなどした場合、知事の権限で発表し、高齢者などに混雑した場所への外出の自粛を要請できます。

また、必要に応じて国から職員が派遣され、県と省庁の間の連絡調整などを引き受けます。浜田知事は１日の会見で、県内の感染状況は要件に該当しないが、宣言を適用する方向で検討したいとの考えを示しました。

（香川県　浜田恵造知事）
「毎日の感染者数は高止まりしていて、社会経済を維持しながら国が支援するということなので適切な支援をしてくれるとありがたい」

一方、浜田知事は高松空港の国際線の再開について、７月２６日に協議した韓国の航空会社、エアソウルの代表からは、ソウル線の再開には、日本の水際対策の緩和が必要だと指摘されたとして、国に対して働きかけを強めたいとしました。