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無尽蔵の体力で目指せ日本一!全国選手権3連覇の逸材とは 倉敷中央高校バドミントン部【岡山】

2022.06.26

無尽蔵の体力で目指せ日本一!全国選手権3連覇の逸材とは 倉敷中央高校バドミントン部【岡山】

7月から四国4県で始まる高校生スポーツの祭典インターハイ。バドミントンで全国制覇を目指す高校生を紹介します。

羽とコルクでできたシャトルを打ち合って得点を競うバドミントン。

6月、笠岡市で行われた岡山県高校総体の女子バドミントンでは、学校対抗の団体戦、シングルス、ダブルスの全てのカテゴリーで、倉敷中央勢が優勝し、インターハイの切符を手にしました。
倉敷中央バドミントン部02

倉敷中央バドミントン部03
倉敷市の倉敷中央高校バドミントン部は1963年創部で、16人が在籍しています。
倉敷中央バドミントン部042021年のインターハイや2022年3月の全国選抜大会では、学校対抗の団体で3位に入るなど、全国にその名をとどろかせる強豪です。
倉敷中央バドミントン部05
この日はインターハイのシード権がかかった中国大会を前に、試合形式の練習が行われていました。
倉敷中央バドミントン部06
指導に当たる尾崎勝久監督は、選手たちの成長に期待を寄せています。

(倉敷中央 尾崎勝久監督)
「3年生は1年生の時からチームの中で 活躍していた選手がほとんどで、集大成という形で活気づいている。1日1日できることが どれだけ増えていくか期待している」
倉敷中央バドミントン部07
(倉敷中央3年 尾崎羽音主将)
「3年間頑張ってきたことを、最後のインターハイで力を出し切って、みんなで優勝できるように頑張る」
倉敷中央バドミントン部08
日本一を目指して活気づく倉敷中央の選手たち。その中でも特に注目を集めているのが、総社市出身の3年、吉川天乃選手です。
倉敷中央バドミントン部09
(ジュニアナショナルチームU19選出 倉敷中央3年 吉川天乃選手)
「最後まで足がとまらず、試合できることが強み」

吉川選手の持ち味は、無尽蔵の体力と、コート内を縦横無尽に移動できる脚力。初めて挑んだ2021年のインターハイ、シングルスでは、粘りのバドミントンで2年生ながらベスト8入り。さらに、2022年3月に行われた全国選抜大会では準優勝と、将来が期待される逸材です。
倉敷中央バドミントン部11
5歳でバドミントンを始めた吉川選手。抜群の集中力と配球のセンスで、小学生の時には全国選手権3連覇を達成しました。
倉敷中央バドミントン部13
6年前、当時小学5年生だった吉川選手は、こんな夢を語っていました。

(当時小学5年生の吉川天乃選手)
「(Q・将来の夢は)バドミントンの選手で、オリンピックに出ることです」
倉敷中央バドミントン部14
そして、高校3年生になった2022年。吉川選手は高校卒業後に東京オリンピックの日本代表選手が所属する実業団チームに入団することを決めました。

オリンピックという夢に近づくこの決断は、自らのバドミントンに対する意識を変えたといいます。
倉敷中央バドミントン部15
(倉敷中央3年 吉川天乃選手)
「今までは自分が行けるところでいいし、勉強もしたいし、続けるかもわからないから(勝っても負けても)いいという感じだったが、進路を決めたら結果を残さないといけないから、勝ちにこだわるようになった」

そんな吉川選手をチームメートは。

(倉敷中央3年 江見日和菜選手)
「まじめ」
倉敷中央バドミントン部16
(倉敷中央3年 志知夕里菜選手)
「まじめ。勉強もスポーツも何でも手を抜かなくて、尊敬できる人」
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何事にも手を抜かず取り組んできた競技人生。最後のインターハイには、これまでにない強い思いで挑みます。
 
(倉敷中央3年 吉川天乃選手)
「選手1人1人がいいところを持っているし、その役割を果たそうという意識でやっているからいいチームだと思う。団体・ダブルス・シングルス、全部優勝して、3冠取れるように頑張りたい」
倉敷中央バドミントン部19
2022年こそ頂点へ。練習を重ね、集大成を披露するインターハイは、7月、徳島県で行われます。