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「岡山1減」各党コメント 衆議院小選挙区の区割り改定案発表 5→4区へ【岡山】

2022.06.17

「岡山1減」各党コメント 衆議院小選挙区の区割り改定案発表 5→4区へ【岡山】

衆議院の小選挙区の区割りについて、岡山県の定数を1減らす改定案が16日発表されたのを受け、岡山県内の各政党と伊原木知事がコメントを発表しました。

自民党岡山県連 天野学幹事長
新たな区割り案を見る限り、人口比を優先することにより広大な面積の選挙区が発生するなど、非常にいびつな区割りとなっており、県民が納得されるのか疑問に思う。厳しい環境にある地方の声が届きにくくなるなど、国の将来に大きな影響を与えかねない。

立憲民主党岡山県連 柚木道義代表
地元の国会議員数が減ることで有権者と国会の距離が遠くならないようにしていかなければならない。与野党問わず民意が反映されやすい区割り案となることが有権者にとって肝心。有権者の納得と理解が進み、分かりやすい区割り案となっていくことを望む。

公明党岡山県本部 増川英一代表代行
「1票の格差」を2倍以内に収めることは立法府として最重要の課題。勧告に基づいた区割り改定関連法案が国会に提出されるので、速やかに成立させなければならない。これにより定数が減る地方の声が国政に届きにくくなることがないよう取り組みたい。

日本維新の会の県組織(岡山維新の会) 赤澤幹温副代表
法の下の平等は、非常に重要なことであると考える。基礎自治体分断というある種の矛盾も軽減された。社会の変革、世界情勢の変化等、時代に即した対応をいち早く行動として行うことは、今後益々、日本国にとって重要になってくる。その緒に就けてほしい。

日本共産党岡山県委員会 植本完治委員長
小選挙区制のもとでは、人口変動に伴う定数や区割り変更の矛盾が絶えず起きる。この制度にしがみつく限り、こうした問題は繰り返される。弊害をしっかり検証すべき。小選挙区は廃止して、比例代表を中心とした制度にすべきだと提案している。大改革が必要だ。

国民民主党岡山県連 高橋徹幹事長
勧告は尊重されるべきだ。異論を挟む余地はなく提案通り粛々と進めるべき。他方で、新3区のような広い選挙区で、1人の議員が選挙区内の民意を適切に集約できるのか不安は残る。地方の声、中山間地域の声を国政に反映させる仕組みがこれまで以上に必要だ。

社会民主党岡山県連 宮田好夫代表
小選挙区制では得票率と議席率のかい離に見られるように多くの死票を生み、小選挙区そのものに限界がある。1票の格差の解消と同時に民意を的確に議席数に反映させることが必要だ。比例代表選挙を中心とした抜本的改革が必要と考える。

岡山県 伊原木隆太知事
県内の選挙区が5から4になり、地方の声が国政に反映されにくくなることは、大変残念に思う。今回の改定案は、審議会において、我々の意見も踏まえて慎重に検討され、作成されたものと受け止めている。県民の混乱がないようしっかり周知していく事が大事だ。