2022.06.16
【備えのツボ】香川…3人に1人 岡山…2人に1人 何をあらわす数字?【岡山・香川】
備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ。誰しも洪水とは無縁ではないことを数字でお伝えします。
(防災士 小林宏典記者)
「梅雨の季節がやってきました。この時期、気に留めてほしい数字は香川県で3人に1人、岡山県で2人に1人。いったい何のことだかわかりますか」
■「あなたにも洪水リスク」
国土交通省は、洪水リスクがある地域の人口を分析し公表しています。
2015年時点で、香川県では全人口の約3割、つまり3人に1人が。岡山県では約5割、つまり2人に1人が洪水リスクのある地域に住んでいるとしています。
■「リスク見過ごさないで」
岡山、香川の多くの人が洪水リスクと無縁ではないことを示す数字ですが、将来このリスクが高まる予測も示しています。
洪水リスクがある地域に住む人の割合は、2050年には岡山、香川とも増加、特に岡山では約7ポイント増え、全人口の6割近くに及ぶ予測です。
西日本豪雨の際、OHKが倉敷市真備町の被災者に行ったアンケートでは、過去に小田川が氾濫した歴史について「知らなかった」と答えた人が3割に上りました。
洪水リスクが地域で十分に共有されないまま、宅地化が進んだことが背景にあると見られ、リスクを把握することの重要性を改めて示しました。
そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。将来にかけて高まる洪水リスクは他人事ではありません。
そのリスクを見過ごさないよう、ハザードマップを確認し、備えの準備を整えましょう。
(防災士 小林宏典記者)
「梅雨の季節がやってきました。この時期、気に留めてほしい数字は香川県で3人に1人、岡山県で2人に1人。いったい何のことだかわかりますか」
そのリスクを見過ごさないよう、ハザードマップを確認し、備えの準備を整えましょう。