2022.04.22
46億年の10秒を切り取るアートとは…「瀬戸内国際芸術祭」宇野港周辺で新作公開【岡山・玉野市】
瀬戸内国際芸術祭が開幕して、4月23日から2回目の週末を迎えます。会場の一つ、玉野市の宇野港周辺では今週、新たな作品も公開されムードが高まっています。
天井から流れ落ちる一筋の白い物体。
(戸田奈沙記者)
「上から降ってきているものの正体は、塩です」
4月19日から玉野市築港で公開されている新作、「時間屋」です。 流れ落ちる塩を10秒間コップで受け止めると…小さな瓶に入れて300円で持ち帰ることができます。
(客は…)
「塩が落ちてくるのを見ると幻想的できれい」
「ぼけーっと、じっと見ときたい。時間を忘れる」
地球が誕生した46億年前から海に溶けている塩。そのうちの10秒間を切り取ることで、遥か昔から続く時間の流れを表現しています。
瀬戸内国際芸術祭の会場の一つ、玉野市の宇野港周辺ではこの作品も含めお色直しをした「宇野のチヌ」など3つの新作を含む8つの作品を楽しむことができます。
(戸田奈沙記者)
「こちらの建物は半世紀以上病院として使われていたものが作品会場となっています」 40年近く放置されていた、約100年の歴史をもつ建物です。
(瀬戸芸実行委員会事務局 矢野美夏さん)
「今から100年前の建物が、壊されていく映像です」 展示されているのは、フランス・パリ郊外の建物が壊される様子を映した15の映像と16枚の写真です。いずれも1930年代の建物で病院と同年代です。作品では建築物も人間の体と同じように病み、無くなってしまう可能性を示しています。 さらにこちらは80年以上の歴史をもつ古い住宅。
「この機会に地元の人に、地元にある作品なので見て頂いて、これまで瀬戸芸は混んでいるから行くのをやめた人も、今は快適にみられるので来てほしい」 事務局によりますと、ゴールデンウイークに入ると混雑が予想されるので、ゆっくり作品を見るのには今週末がおススメということです。
天井から流れ落ちる一筋の白い物体。
「上から降ってきているものの正体は、塩です」
4月19日から玉野市築港で公開されている新作、「時間屋」です。 流れ落ちる塩を10秒間コップで受け止めると…小さな瓶に入れて300円で持ち帰ることができます。
(客は…)
「塩が落ちてくるのを見ると幻想的できれい」
「ぼけーっと、じっと見ときたい。時間を忘れる」
「こちらの建物は半世紀以上病院として使われていたものが作品会場となっています」 40年近く放置されていた、約100年の歴史をもつ建物です。
「今から100年前の建物が、壊されていく映像です」 展示されているのは、フランス・パリ郊外の建物が壊される様子を映した15の映像と16枚の写真です。いずれも1930年代の建物で病院と同年代です。作品では建築物も人間の体と同じように病み、無くなってしまう可能性を示しています。 さらにこちらは80年以上の歴史をもつ古い住宅。
テーマは「連動」。31個の地球儀が少ない動力でお互いの力を借りながら回っています。
(瀬戸芸実行委員会事務局 合田健さん)「この機会に地元の人に、地元にある作品なので見て頂いて、これまで瀬戸芸は混んでいるから行くのをやめた人も、今は快適にみられるので来てほしい」 事務局によりますと、ゴールデンウイークに入ると混雑が予想されるので、ゆっくり作品を見るのには今週末がおススメということです。