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2022.03.24

消えゆく昭和…半世紀の歴史に幕…”コンビナートのまち”の小学校が閉校 児童わずか8人【岡山・倉敷市】

半世紀にわたる歴史に幕を閉じます。倉敷市連島町の市立霞丘小学校の閉校式が、3月24日行われました。

(児童メッセージ)
「これから先、ずっと霞丘小学校は私たちの心のふるさとです」
閉校5
2021年度末で閉校する霞丘小学校。
閉校2
水島コンビナートにある川崎製鉄現在のJFEスチールの従業員の子供たちなどを対象に1967年に開校しました。
閉校3
ピーク時の1973年には660人が在籍し、これまで2389人の卒業生を送り出してきました。
閉校4
しかし、11年前にJFEスチールの社宅がなくなったことや、少子化の影響で児童数が減少、2021年度はわずか8人となり、閉校が決まりました。
閉校1
倉敷市で分校以外の小学校が閉校するのは、1967年に倉敷、児島、玉島の旧3市が合併して以来初めてです。

3月24日は関係者約60人が参加して閉校式が行われ、子供たちが感謝の気持ちを込めてメッセージや合唱、ハンドベル演奏を披露しました。
閉校7
(最後の6年生 秋山健君)
「最後の卒業生ということで、胸をはって堂々とやることができた」
閉校8
(最後の6年生 亀谷南さん)
「少ない人数だからこそ、たくさん協力して、助け合って、勉強でも何でも熱心に最後まで頑張ることを学んだ」
閉校9
式のあと校舎が公開され、訪れた卒業生や地域の住民が閉校を惜しみながら記念写真を撮るなどしていました。
閉校10
(卒業生は…)
「すごく寂しい気持ちだったが、こうやって遊びに来る機会をつくってもらい、すごくありがたい」
閉校11
「人数は少なかったが、友情が深まる感じがした」
閉校12
霞丘小学校の在校生は、4月から近くの別の学校に通うことになります。

また跡地は、2つの市立高校が統合してできる新しい学校の校舎として生まれ変わることになっています。