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2022.03.16

保育園の遊具死亡事故で初会議 点検終了は目標の1割 再発防止策は…【岡山・岡山市】

2021年10月、岡山市の認可保育園で、園児の首が遊具の隙間に挟まり、その後死亡した事故で、有識者が再発防止策などについて検証する初めての会議が岡山市で開かれました。

会議は非公開で行われ、医師や弁護士など5人の委員が出席しました。

出席した委員によりますと、今後の検証ポイントとして、遊具の点検状況や、安全な遊具の使い方に関する子供への指導状況などを挙げ、改めて市に確認を求めたということです。

この事故は2021年10月、岡山市北区の認可保育園で、2歳の男の子が園庭の複合遊具の隙間に挟まり、その後、死亡したものです。

事故を受けて市は、3月末までに市内にある認可保育園など、約180の施設を対象に、専門業者による遊具の点検を行う予定にしていました。

しかし、16日の時点で点検が終わっているのは、全体の約1割にとどまっています。

(岡山市児童処遇専門分科会 中島洋子会長)
「再発防止という点での検証なので、今後このような痛ましい事故が起きないように」

岡山市によりますと、次の会議は2022年5月の予定で、その後、月1回を目安に協議を重ね、秋頃には提言をまとめて公表するということです。