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地域の活力創出へ 観光地“美作”の課題 美作市長選挙 3月13日投票【岡山・美作市】

2022.03.10

地域の活力創出へ 観光地“美作”の課題 美作市長選挙 3月13日投票【岡山・美作市】

3月13日投票の美作市長選挙を前に市の課題について考えます。
岡山県を代表する観光地、湯郷温泉を中心としたまちの活性化などが急務となっています。

(花の宿にしき園 若女将)
「こちらが露天風呂付きのお部屋です」

美肌作りの湯として知られる温泉を部屋で楽しめる旅館一押しの和室。29の客室を持つ湯郷温泉の旅館、「花の宿にしき園」です。

目前に迫った春休みの予約は、例年ならこの時期5割程度が埋まっていますが、2022年は4日前まで適用されていたまん延防止等重点措置の影響もあり、1割から2割にとどまっています。

(花の宿にしき園 下山巧真若旦那)
「1月2月も例年の7割減。宿としてはこの2年間、本当に苦しい思いをしてきた」

湯郷温泉旅館協同組合によりますと、湯郷温泉を訪れた観光客数のピークは、1989年の41万8000人。

2020年度は10万人を割り、2021年度も1月末の時点で7万8000人にとどまっています。

(花の宿にしき園 下山巧真若旦那)
「この時代だからこそ、将来を見据えた投資や観光を含め、活性化できるパワーのある人に市長になってもらいたい」

人口減少も避けられない課題です。2020年の国勢調査では2万5939人。10年前から15%減りました。

市は、2040年の人口の目標を2万5000人以上としていて、実現のためには子育て支援策の充実や雇用の創出などが求められます。

美作市長選挙には、現職と新人の2人が立候補しています。

(萩原誠司候補 無・現)
「みんなでこのまちを良くしよう。小さな声に、思いに、目と耳を傾けながら選挙を展開してまいります」

(後藤 基候補 無・新)
「美作市の政治を変えたい。みなさんの声に寄り添った、優しい、笑顔のある市政を作り上げる」

(新田俊介記者)
「地域の活力創出へ、市民はどちらの候補を市政のかじ取り役に選ぶのか。美作市長選挙の投票は3月13日です」