OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2022.02.03

【備えのツボ】臨時情報ってナニ?~攻略!巨大地震のシグナル~【岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボ、地震への備えです。

南海トラフ巨大地震の可能性が高まった時に出される「臨時情報」の仕組みを押さえましょう。

(防災士 新田俊介記者)
「未明の揺れに驚いた日向灘を震源とする1月の地震。マグニチュード6.6は、南海トラフ地震の臨時情報が出される一歩手前でした」

「臨時情報ってナニ?」
1.png
岡山・香川でも震度3を観測した1月22日の地震。震源の日向灘は、南海トラフ地震の想定震源域内で、マグニチュード6.6でした。
2.pngこのエリア内でマグニチュード6.8以上の地震が発生した場合や、プレートの境界が時間をかけてずれる「ゆっくりすべり」が起きた場合、気象庁は、巨大地震との関連があるかや発生する可能性が高まっているかを知らせる「南海トラフ地震臨時情報」を発表します。
3.png
「攻略!巨大地震のシグナル」
4.png
臨時情報が出た際にうろたえないためには、仕組みを理解することが第一です。

先ほどの基準を満たすと、5分後から30分後に巨大地震との関連を調べ始めたことを知らせる臨時情報が発表されます。
5.png
そして、有識者の検討会を経て、最短で2時間後には最もリスクが高まっている「警戒」、それに次ぐ「注意」といった情報が発表され、自治体による避難の呼びかけなどが始まる可能性があります。
6.png
押さえてほしい備えのツボはこちら。臨時情報は巨大地震のシグナル。受け身ではなく、発表されたらどこに避難するのかなど、命を守るための行動をあらかじめイメージしておくことが重要です。
7.png