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さようなら星野仙一 記念館「閉館」 天国からようやったと… 全国のファン別れ【岡山・倉敷市】

2021.11.30

さようなら星野仙一 記念館「閉館」 天国からようやったと… 全国のファン別れ【岡山・倉敷市】

倉敷市の倉敷美観地区に2008年にオープンした地元出身の元プロ野球選手、星野仙一さんの足跡を紹介する記念館が、30日、閉館しました。

全国から大勢のファンが訪れ、閉館を惜しみました。

(星野仙一記念館 延原敏朗館長)
「寂しいです。星野仙一のファンには大変申し訳なく思っている」

星野仙一記念館は、岡山が生んだ名選手、星野仙一さんの足跡を多くの人に知ってもらおうと、友人らが中心となって2008年にオープンしました。

最終日の30日は、閉館を惜しむファンが全国から訪れ、現役時代に袖を通したユニホームや、小学生の時に使用したグローブなど、貴重な展示品を目に焼き付けていました。

(愛知からのファン)
「ここに来れば(星野さんに)会えるというのがあったので、無くなるのは寂しい。(Q:思い入れがあるものは?)全部です。中日優勝の時のユニホームとか、振り返って見られる。プライベートなものを見せてもらうことはテレビでは無いので、皿やタバコや、し好品を見せてもらえるのはありがたい」

(兵庫からのファン)
「(Q:何回来た?)数えきれないくらい。非常に寂しい」

現役を引退後も東北楽天など3つの球団をリーグ優勝に導くなど、監督としても輝かしい実績を残した星野さん。記念館によりますと、これまで約30万人が来館したということです。

営業に携わってきた有志の高齢化やコロナ禍での休館の影響から、13年の歴史に幕を閉じました。

(星野仙一記念館 延原敏朗館長)
「私は胸を張って閉館します。天国の星野も『ようやった』と 言ってくれるのではと思う」

収蔵品は、すべて倉敷市に寄贈する方針で、今後、市が活用策を検討することにしています。