新型コロナの影響で苦境に立つ岡山市の池田動物園の魅力向上につなげようと、ボランティア団体がキリンの目線でエサを与えることができる足場、エサやり台を贈りました。

池田動物園に贈られたのはアミメキリン「サンタロウ」用のエサやり台２台です。

贈呈式では、ライオンズクラブ国際協会３３６－Ｂ地区の平山智雄ガバナーから忠政智登士副園長に目録が手渡されました。

（奥原怜奈記者）
「高さ約４メートル近くあるキリンの餌やり台です。キリンと同じ目線でエサをあげることができます。」

このエサやり台は、新型コロナの影響で来園者が減り、経営状況が厳しい池田動物園の魅力アップにつながればと贈られたものです。

「サンタロウ」は現在２歳。今はまだエサやり台に届きませんが１、２年後には、台と同じ高さまで成長するということです。

（来園者は）
「近くに住んでいるので身近でキリンに餌をあげるのは貴重なので是非経験させてあげたい。」

（池田動物園　忠政智登士副園長）
「キリンは開園以来ずっといて、この施設を作りたいと口癖のように言っていた。動物園へ来る子供たちのもう１つ大きな魅力ができた。」

池田動物園は今後、来園者のエサやり体験に向け、「サンタロウ」のトレーニングを重ねていくことにしています。