OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
先祖の霊がお供え物を持ち帰れるように…「負い縄そうめん」 小豆島で続くお盆の風習【香川・小豆島町】

2021.08.09

先祖の霊がお供え物を持ち帰れるように…「負い縄そうめん」 小豆島で続くお盆の風習【香川・小豆島町】

島のお盆の伝統的な風習です。そうめんの産地として知られる香川県の小豆島で、編み込んだそうめんを仏壇に供え先祖の霊を迎える「負い縄そうめん」が行われています。

香川県小豆島町の川崎綾子さんの家に運ばれたのは、島特産の生そうめんです。

これから行うのは、縄に見立てて編み込んだ「負い縄そうめん」を仏壇に飾り付ける島の伝統的な風習です。

お盆に家に帰ってきた先祖の霊が、お供え物を持ち帰れるようにとの思いが込められています。

戦時中の食糧難などで一時途絶えましたが、川崎さんの家では約20年前から家族が帰省するこの時期に復活させました。

コロナ禍の2021年は、島内の家族や知人のみの参加となりましたが、和気あいあいとそうめんを編み上げました。

(川崎綾子さん)
「出来は大変きれい。先祖も喜んで墓へ帰ると思う。」

(川崎さんの娘 岡本香澄さん)
「2022年も引き継いでやらなければならない。友達と一緒にやっていきたい。」

仏壇に飾られた負い縄そうめんは、地蔵菩薩の縁日にあたる8月24日以降、家族で食べるということです。