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日赤ワクチン接種の全員に「抗体あり」年代や性別にも傾向が 判断の一助に【香川・高松市】

2021.06.10

日赤ワクチン接種の全員に「抗体あり」年代や性別にも傾向が 判断の一助に【香川・高松市】

5月までにワクチン接種を終えた高松市の高松赤十字病院の職員に行った抗体検査で、全員が「効果がある」とされる値を大きく上回る抗体を獲得していたことが分かりました。

病院では、5月19日に職員への2回目の接種を終えたのち、専用の装置を使って抗体検査を実施しました。

検査した職員1042人全員が、効果があるとされる値を大きく上回る抗体を獲得したことが確認されました。

抗体の量を示す抗体価は、「効果がある」とされる血液1ミリリットル当たり15ユニットに対し、職員の平均値は、それを大きく上回る1579ユニット。

年代別にみると、20代の抗体価が最も高く、年代が上がるにつれて減少することや、男女別では、女性の抗体価が、男性より高い傾向にあることもわかりました。

(高松赤十字病院 西村和修院長)
「抗体価は100%陽性(全員が抗体を持っていた)なので、発症リスクはかなり低下したと思われる。集団免疫が確立するまで、どのくらいの人が接種するのか分からないが、エッセンシャルワーカーなど、クラスターの発生しやすい職種でも積極的に接種を」

病院は、今回の検査結果を、ワクチン接種を検討している県民の判断材料の1つにしてほしいとしています。