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タマゴが高い…高騰の背景には2020年秋以降多発した鳥インフル その影響が食卓にも【岡山・岡山市】

2021.05.21

タマゴが高い…高騰の背景には2020年秋以降多発した鳥インフル その影響が食卓にも【岡山・岡山市】

毎日の料理に欠かせない「タマゴ」の価格が高騰しています。高騰の背景にあるのは2020年秋から全国で相次いだある出来事でした。岡山市のスーパーや飲食店を取材しました。

毎日の食卓に欠かせないタマゴ!卵焼きに目玉焼き・・・。タマゴは価格の変動が少ない「物価の優等生」と言われていますが・・

(竹下美保記者)
「こちらのスーパーのタマゴの値段は高値だった年末に比べMサイズで20円ほど高いということです。」

(買い物客は…)
「ちょっと高くなっているみたい前より、特売の日の値段も上がっている。」
「我慢しないと。」

値上がりの原因は、2020年11月以降に多発した鳥インフルエンザです。全国で、約1000万羽のニワトリが殺処分され、タマゴを生むニワトリが減り、需要に供給が追いつかない状況なのです。

卸売価格の相場は、過去5年間で最も高い水準で、この店でも、本来なら1パック230円を超えるところをなんとかこの値段で踏ん張っているということです。

(グランドマート 岡本和恵取締役)
「特に2021年はお家需要が高まって、お家でお菓子作りをする人などが多くGWも上がって、その後下がるかなと思ったが2021年は更に上がっている状況。」

岡山市のお好み焼きの店「童」です。全てのメニューにタマゴが必要で、スーパーなどで仕入れています。

(お好み焼き童 山本美代子さん)
「絶対必要だから少々高くなっても買います我慢する。タマゴが上がっているかといって値段上げたりはしない。」

岡山県養鶏協会などによりますと、値段が落ち着くには数カ月かかるということです。我慢の日々はしばらく続きそうです。