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「まだまた警戒感が薄い」と指摘 感染力の強い変異ウイルス 注意点を専門家に聞く【岡山】

2021.04.09

「まだまた警戒感が薄い」と指摘 感染力の強い変異ウイルス 注意点を専門家に聞く【岡山】

感染力が強いとされる変異ウイルスの感染者が全国的に増えています。岡山県の最新の調査では、4月7日までの感染者の約半数が変異ウイルスに感染したとみられています。注意点など専門家に話を聞きました。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「変異株というのは体の中に入らなければ同じ。私たちの体に入ってしまったらより取りつきやすくなると思って下さい。」

こう話すのは、感染症対策に詳しい関西福祉大学の勝田吉彰教授です。感染力の強い変異ウイルスに対しても、基本的な対策の徹底が有効だといいます。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「やることは同じ。手洗い・咳エチケット・ソーシャルディスタンスに3密回避。体に入れないのが1番大事なポイント。」

県の調査によりますと、7日までの1週間に感染が確認された111人のうち、約半数にあたる50人が変異ウイルスに感染したとみられています。

(岡山県 伊原木知事)
「もらってくる先の関西圏での変異株の割合が非常に高い。変異株の割合が落ちるとは考えにくい。」

変異ウイルスが近県で急拡大している一方で、岡山県内ではまだまた警戒感が薄いと勝田教授は指摘します。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「例えば飲食店でのアクリル板の設置率は明らかに大阪に比べると岡山は少ないように見受けられる。」

県民1人ひとりの意識に加え、事業者の対策の徹底と行政のフォローが欠かせないと話します。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「大きな声で話をする人に注意をしてほしい。注意をするという行為に対して行政がしっかりとバックアップしてほしい。岡山の人に意識を関西の人並の意識に引き上げてもらうことが重要。」