2021.03.30
港町に黒いカーテン!?春の伝統的風景 下津井わかめ 素干し最盛期【岡山・倉敷市】
港町で春の訪れとともに見られる黒いカーテンです。
倉敷市下津井では、瀬戸内海で取れたワカメの伝統的な天日干し作業が最盛期を迎えています。
(吉又商店 余傳吉恵さん)
「丁寧にほさないと、下津井わかめの良さがでない」
ワカメの芯の部分を手作業で取り、1枚1枚丁寧に広げ干していきます。
下津井で海産物店を営む余傳吉恵さんは、素干しという下津井の伝統的な干しワカメの製法に取り組んでいます。
多くのわかめは、加工のため水、揚げするとすぐに湯通ししますが、余傳さんは、この時期、水揚げ後すぐ天日干しにする素干しにこだわっています。
「おいしい旨味が凝縮」
下津井のワカメの特長はなんといっても…「日本一薄くて柔らかい」その薄さと柔らかさ。
透かして見ると、向こう側が見えそうなほど。
しかし、今この素干しをする店は…
(余傳吉恵さん)
「うちともう一軒だけですね」
かつては下津井のあちらこちらで見られた天日干しの作業。
その後、外国産の安いワカメとの価格競争などから厳しい状況に。
教員をしていた余傳さんは、10年前、仕事をやめ、下津井のワカメを復活させる道を選びます。
余傳さんによると、2021年はワカメの色落ち被害があり、収穫量は例年の4割ほどということです。
(余傳吉恵さん)
「このわかめは、世界にここしかないと気づいた。地方の食文化が消えるのは寂しかった」
余傳さんが伝えたいふるさとの味。天日干しの作業は4月末ごろまで続きます。
倉敷市下津井では、瀬戸内海で取れたワカメの伝統的な天日干し作業が最盛期を迎えています。
(吉又商店 余傳吉恵さん)
「丁寧にほさないと、下津井わかめの良さがでない」
ワカメの芯の部分を手作業で取り、1枚1枚丁寧に広げ干していきます。
下津井で海産物店を営む余傳吉恵さんは、素干しという下津井の伝統的な干しワカメの製法に取り組んでいます。
多くのわかめは、加工のため水、揚げするとすぐに湯通ししますが、余傳さんは、この時期、水揚げ後すぐ天日干しにする素干しにこだわっています。
「おいしい旨味が凝縮」
下津井のワカメの特長はなんといっても…「日本一薄くて柔らかい」その薄さと柔らかさ。
透かして見ると、向こう側が見えそうなほど。
しかし、今この素干しをする店は…
(余傳吉恵さん)
「うちともう一軒だけですね」
かつては下津井のあちらこちらで見られた天日干しの作業。
その後、外国産の安いワカメとの価格競争などから厳しい状況に。
教員をしていた余傳さんは、10年前、仕事をやめ、下津井のワカメを復活させる道を選びます。
余傳さんによると、2021年はワカメの色落ち被害があり、収穫量は例年の4割ほどということです。
(余傳吉恵さん)
「このわかめは、世界にここしかないと気づいた。地方の食文化が消えるのは寂しかった」
余傳さんが伝えたいふるさとの味。天日干しの作業は4月末ごろまで続きます。