２月定例香川県議会が１７日開会し、浜田知事は、新型コロナウイルスで疲弊した社会活動や地域経済の回復について全力を挙げる考えを示しました。

（香川県　浜田恵造知事）
「検査・医療提供体制の確保に万全を期しながら、社会活動や地域経済の回復についても必要な対策を迅速果断に講じていきたい」

本会議では、新型コロナ対策を中心とした一般会計で４７６１億円の新年度当初予算案など３０の議案が提案され、浜田知事は、提案理由の中で、引き続き新型コロナ対策と地域経済の回復に全力を挙げる考えを示しました。

予算案には、保健師や看護師を登録する人材バンクの創設など、保健所の対応力強化や、感染症専門の医師の育成など医療提供体制を強化する費用を盛り込みました。

一方で、感染症に対応した旅行モデルの提案など、新しい観光スタイルを推進する費用も盛り込んでいます。

このほか、２０２０年、県内の養鶏場で猛威を振るった鳥インフルエンザ対策の費用も計上されています。

２月定例香川県議会の会期は、３月１９日までの３１日間で、２月２２日から質問戦が始まります。