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鳥インフルエンザ封じ込め新対策…特定エリアでため池や道路の消毒開始【香川・三豊市】

2020.11.16

鳥インフルエンザ封じ込め新対策…特定エリアでため池や道路の消毒開始【香川・三豊市】

香川県内の養鶏場で5件相次いだ鳥インフルエンザを封じ込める新たな対策です。県は、5件のうち4件が発生した三豊市の特定のエリアでため池や道路の消毒を始めました。

(大野樹記者)
「水鳥などが巣を作る可能性があるため池の堤防の法面で、噴霧器を使った消毒作業が行われています」

三豊市では1例目を中心に半径3キロ以内で4件鳥インフルエンザが発生していて、県は11月16日から養鶏場の周辺にある貯水量1000トン以上の13ヵ所の池で消毒を始めました。消毒は1か月間行う予定です。

また、県は周辺の国道や県道にも専用の車を使って消毒液をまくことにしています。

5例目が発生した三豊市の養鶏場では11月16日の朝早く約7万7000羽の殺処分が終わり、処分されたニワトリは4例目までと合わせて約46万羽となりました。感染経路について野鳥などが鶏舎にウイルスを持ち込んだ可能性が指摘されますが、三豊市の3つの養鶏場は同じ系列の会社が経営していたことから国は多角的に調べています。

一方、県は野鳥などが鶏舎に入らないように対策徹底を求める文書をすべての養鶏場に出しました。

(香川県 浜田恵造 知事)
「非常に厳しい事態で重く受け止める一層の発生拡大対策を講じていく」

三豊市は採卵用のひなを出荷する中四国有数の産地で発生した養鶏場から半径10キロ以内で出荷が制限されているため広い範囲で影響が出る見通しです。